Blogが繋ぐTRPG環境

前回の首ナイフ問題について、思ったよりあっちこっちで話題になっている。
前回の「マスタリングとしてのデータ改竄」の時も思ったけど、Blogって面白い物だ。


先日ある人と親しくなって、その人のカジュアル環境を教えてもらい自分達の環境との違いに驚いた。
今更改めて考えるまでも無いけど、他所の人のカジュアル環境を知る機会はあまりない。
コンベションで他の人と卓を囲む事はあるけど、その場合もどうしても初対面ゆえの配慮があり、
時間的制限などもあって、お互いのカジュアル環境を共有するとはいかない。


でも今回のようなBlogの広がりは、お互いの環境をチラチラと見せ合うことが出来る。
これはとても凄い事だ。


今までも雑誌などで、遊び方の例示は(リプレイなどの形で)度々行なわれてきた。
マスタリングに対する考え方も、マスタリング講座など特殊やコラムなどで語られてきた。
でも、それは一部の特権階級が自分達に都合の良い形で技術や情報を開示したに過ぎない。
それが善意からの物であったとしても、とても限られた一方的な意見だ。


それに対して今回のBlogの広がりは、もっと気軽で広範囲に広がっており、的外れだったり、
極端だったりで(勿論私の意見も含む)、玉石混合ではあるが生の意見でもある。
生の意見だから自分自身で取捨選択をしなければいけないという手間はあるが、それでも
お互いのカジュアル環境の交流が始まったんだ、と考えればワクワクするな。
(いや、まぁ、以前から特定のサイトや匿名掲示板を通しての交流はあったんだけど、
そこにBlogが参入したのは、ワクワクする事でしょ?)


「T&Tの鱗」を書いた時にも思ったけど、WebやBlogがお互いを切磋琢磨していくツールに
なる可能性はあるし、ぜひそうなって欲しいと思っている。


今後の課題は、今のWeb事情を知らないTRPGファンの人達にもこの流れを知ってもらって、
自分達を見直し、新たな試みをする切っ掛けにしてもらう為にはどうするか、かな。
インターネットを通じた横の連携が出来るようになれば、TRPGの勢力は何倍にもなると思う。
この流れがどこに続くのか、先の展開がとても楽しみだ。