最近のWeb事情

自分でやってて中々面白かったので、もう少し調査を続けてみる。


【定義】
次の良いTRPGの定義は、Web上で話題になるという点から考えてみた。
『良く話題に上がるTRPGが、良いTRPGである』という定義になる。


【情報収集】
Googleで検索を行い、そのHit数で比較する。
条件は『TRPG』『システム名』を含み3ヶ月以内に更新のあったページとした。
略称、通称などが多いルールは、もっともヒット数の多い件数を評価した。
検索するルールは、2月から5月末日までに2回以上コンベ告知で名前の出たルールとした。


【集計結果】
上位5位までのルールはこうなった。


有効検索タイトル数:27件  有効Hit数:152106件 

37800 ソードワールド
26800 GURPS
14700 NOVA
13000 アリアンロッド
12600 ダブルクロス


【結果分析】
コンベ事情と同様な視点で結果を見ると、上位5位までの合計は104900件。
これは全体の69%を占める。


タイトル数は前より少なくなってるので数字は異なるが、全体の19%にあたる5タイトルが
ヒット数の7割以上のシェアを占める計算になる。


また、FEARが上位5位の内3タイトルを占めている。


【問題点】
この結果を前に注意しておく点が幾つかある。
・別名を多く持つシステムでは全体のHit数は下がる。
 (NOVAページでもN◎VAとしか書いてなければhitしない)


・ゲームや小説などで展開しているシステムは水増しされる可能性がある。
 (ある程度影響を削ったつもりだが、影響は大きく無視できない)


・Webに興味の無い層が遊んでいるルールは評価が低い。


【考察】
上記の問題点があるので今回の調査もは大まかな目安となる。
前回のコンベで遊ばれているルールの調査結果と比較をするとGURPSが大躍進してきている。
前回の調査ではガープスは11位だった。
(ちなみに前回7位だったD&Dは、今回6位とちょっと進歩)


GURPSの活躍を見てすぐに”GURPSはコンベには向かないけど人気はあり、Webでは大評判"と
言いたくなるのが、他にも複合要因がある筈なので、それについては今回保留。


明確なのは5位までのラインナップがコンベでもWebでも共通のタイトルが多い事くらいで、
これが良く遊ばれているルールだ、と考えるくらいにしておこう。