ビギナーさんと遊んできた。

DACBITの企画で、ビギナーさんと遊んできました。
http://dnd.achoo.jp/beginner/08DAC_bit.html


まず参加者のTRPG歴はこんな感じ。


Aさん TRPGを知って2カ月。ビギナーズセットを購入して遊んで見た事あり。D&D3.5e 2回目
Bさん 最近TRPGを初めて知った。
Cさん BITなどでD&D3.5e 10回目。
Dさん D&D3.5e 6回目  
Eさん D&D3.5e 3回目 
Fさん 最近TRPGを初めて知った。


物凄く初心者卓で、いっそ気持ちが良いくらい(笑)



セッションはwotcの「破滅の岸へ」に手をいれた物。
元のままでテストプレイをした時は正直何が面白いか分からなかった(ぉぃ)ので手を入れたのですが、結構好評でほっとしました。
*これもテストプレイに参加してくれた人達のお陰なので、ここでもう一度お礼しておきます。ありがとうございました。
ここからはネタバレではあるけど、アレンジしてるから気にしなくても良いかな。



セッションは2lvPC6人で行う冒険でした。


TRPGとは?」「D&Dってどんなゲーム?」みたいな説明をテキパキ終わらし、プレロールドキャラの説明をしっかりしてから、さっそくゲーム開始。


まずはシティパートで情報収集や買い物をしながら、ロールプレイの仕方や判定方法を解説する。
その後、さっそく冒険に出て、最初はチーター2体相手に戦闘の仕方を実地体験。



それが終了したので、いよいよ本編開始。
今回は灯台を調べに来たので、まずはパーティのローグが先行偵察を試みます。
・・・オークが<聞き耳>で20出してあっさり看破(笑)
物凄い勢いで逃げてくるローグのおかげでなし崩しに戦闘になります。


敵:オーク3、オーガ1 (オークの武器はグレートクラブ)


戦闘はオークは順調に倒すものの、オーガの突撃を食らって一人昏倒。
あわや、という展開ですが、そこから持ち直して何とか完封します。


いやー、殺しちゃったかと思って焦った。
DMに手加減する気はちっとも無いよ、と示せたのは良かったけど(笑)
(クリティカル以外で即死は無いと計算はしてましたよ、ホントホント)



PC達は灯台を調べて現状を理解すると、中は敵の増援が来た時に危険だと判断して、外で野宿する事に。


何事も無く夜は明けたのですが、そこでリザードフォルクを発見します。
幾らかの事前情報の結果もあってクレリックPCが平和的接触を試みた結果、リザードフォルクフォークを味方に付け、敵集団の情報をgetします。


その数、バーバリアンのリーダー1、ソーサラー1、オーガ2、オーク12の大部隊。
先にオーク3、オーガ1を仕留めているとは言えまだ敵は強大です。



敵の数に対して各個撃破を考えたPC達は、みんなで薮に隠れて待ち伏せを敢行します。


うーん、重装鎧と盾が目立つ事、目立つ事(笑)
ものすごくアッサリ敵に待ち伏せを見抜かれます(ぉぃ)
待ち伏せに向いたキャラと向いて無いキャラを分割するか、せめて盾や鎧を何とかしないと待ち伏せは無理だねぇ。


咄嗟に逃亡しようとする敵を慌てて追撃しますが届かない。
アーチャーPCの攻撃が冴えて一人捕まえるのには成功しますが、2人逃がしてしまいます。


さて、どうするか。
PC達があーでもない、こーでもないと相談をしますが、結局下手に策に走って、結果として裏目に出るのも怖いと、敵の本拠に真っ向から突入する事にします。


・・・なんて漢らしい作戦。 でも、普通それは蛮勇と言うのでは無かろうか(笑)


○○○
「たのもー!」
「ど、道場破りだー!!」
とは言いませんが、そんな感じの乗りでアジトに乗り込むPC達。
扉を蹴破って目についたオークをばっさりと切り倒します。


・・・君達、敵を倒すのは良いが、防御を忘れてるね?(笑)
ぽっかりソーサラーPCの前が空いていていたので、オークに突撃されて嫌な汗をかきますが、ダメージが低めで一命を取り留めます。
ちっ、運のいい奴だ(悪役セリフ


ここで次のラウンドに敵のリーダーであるバーバリアンと副官のソーサラー、切り札のオーガが参戦してきて、いよいよ本番。


先程、オーガに一撃でHPをマイナスまで持っていかれたPC達は、その威力が体に染み付いているのか、微妙に腰が引けてて戦線が後ろ気味。


それを利用して今度はオーガがローグアーチャーPCに向かって突撃!
彼がそれを耐えられる訳も無くHPはマイナスになります。


ここで、先程オーガに殺されそうになった大鎌使いが踏ん張って戦線を維持。
素晴らしく勇敢です。 それで良し。勇気こそ戦士の武器だよね、うんうん。


・・・って、他の戦士達が後ろのままだな(笑)
戦線構築が微妙にうまく行かずオーガが中に入り込み、危険を覚悟してローグPCを回復に行ったクレリックPCを機会攻撃でシトメます。


これで6人中2人がHPマイナス。うち一人はクレリック。敵は主力が健在。
全滅コースだね!(ぉぃ
ワクワクしてまいりました(ビギナーさん相手にそれで良いのか?(笑))



ここで引いていたら本当に全滅していたでしょうが、PC達は覚悟を決めて勝負にでます。
敵のバーバリアンをスパイクドチェイン使いPCが足払いで転倒させ、大鎌使いがx4倍クリティカルで40点オーバーのダメージでオーガを一刀両断。


続けて転んだオーガを薙ぎ払い、止めを刺し損なった瞬間に、既に詠唱していたスリープがバーバリアンを寝かしつけ、リーダーが次のラウンドに敵のソーサラーに止めを刺します。


絶体絶命の危機から、一瞬の逆転劇。 
うーん、鮮やか。ミッション成功です。
PC達は街の英雄として名を成し、冒険者として名声を獲得したのでした。


○○○
寸評。


Aさん 
大鎌使い。良くルールを読み込んでいるせいか、前回のセッションがよほど厳しかったのか(笑)、2回目とは思えない動きをします。ゲームセンスが良いのかも。


Bさん 
盾役ドワーフTRPG初めてなのにリーダーを押し付けられる物の見事に成し遂げました。盾役は以外と難しいので今度は攻撃役もしてみると良い経験になりそう。


Cさん
スパイクドチェイン使い。ちょうどD&Dが面白くてたまらない頃かな。色々アドヴァイスしてました。
全身から「ゲーム楽しい」という雰囲気が溢れてて素敵です(笑)


Dさん
アーチャーローグ。パーティのまとめ役にして敵センサーとしてPLもPCも活躍しますが、最後の戦闘は突撃を食らって倒れてしまい、ちと申し訳ない気が。


Eさん
クレリック。パーティの守護者。敵の魔法で魅了され攻撃を止めさせられても「回復するなとは言われて無いよね」と粘るのが素敵。諦めなければ負けじゃないのだ(笑)


Fさん
ソーサラーTRPG初めてなので最初は戸惑っていたようですが後半は積極的に意見を出すように。この人もゲームセンスが良いらしく機会攻撃をあっさり理解したらしい。
私がそこに行くまで何回セッションしたっけなー(遠い目)



こうやって遊ぶと、セッション自体はとても面白かったんだけど、やっぱり単発セッションは少し寂しい気がする。
うーん、やっぱり今BITでしてるキャンペーンは必須の流れかな。
単発セッションの気軽さは捨て難いが、自分でPCを作って育てる楽しさは得難いもんねぇ。


ともあれビギナーさんと遊ぶと、いつも心が初心に帰って良いなーと思うセッションでした。
楽しかったな。また今度ご一緒しましょう。