馬鹿話:長文注意: 星矢セッション・ダイジェスト


【使用上の注意】
めっさ長いし馬鹿話なので、暇人以外は読まないように。
1993年のシステムを2007年の技術でアップデートすると、これくらいは簡単にできるよね、って話でもある。
私は、聖闘士星矢を今でも好きだったんだなぁと再確認するセッションでした。


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白銀の少年伝説 神々の黄昏 聖闘士vs聖人


●オープニング●
ローマの片隅で増水による濁流に子供が転落する。そこに飛び込む小さな人影。 生還できる筈も無い激しい濁流の中から神々しいコスモがあふれ、一人の少女が子供を助けて現れる。 彼女を聖女と称える民衆。


夢の中、聖女の前に後光が射し「アテナとポセイドンとの戦いを止めよ」と主命が下る。
ジャンヌの部屋の窓の外では「聖女と言えど夢の中では他愛もない。せいぜい躍ってくれ」とあからさまに怪しい人影が邪悪に笑う。


●第1話 集結! 白銀聖闘士!!(前編)●
ポセイドンの策謀により全世界で命を落とす何千人もの人々に心を痛める現代のアテナ・沙織。彼女の前に突如現れた二人組は青銅聖闘士を一蹴すると全ての聖闘士は聖衣を捨て、沙織も女神の座を返上するように要求する。
誰何の声を上げる兎座の白銀聖闘士ミトに対して、謎の巨漢は「戦士なら拳で問え!」と答えた。


ミト vs ゲオルギウス
ウサギ座の必殺技が炸裂しゲオルギウスの胸元から十字架が見える。
彼らはローマカソリックキリスト教の聖人だったのだ。


●第2話 集結! 白銀聖闘士!!(後編)●


ゲオルギウスの巨体から繰り出される拳がミトを軽々と跳ね飛ばし絶体絶命の瞬間、ミトの兄にして麒麟座のライが現れる。

また、同時に雨の飛び魚座のソウヤが現れて、2vs2の新たな勝負が始まった。


ライ vs ゲオルギウス
竜殺しの聖人であるゲオルギウスの必殺技が決まるが、それに耐え切ったライの必殺技が一撃でゲオルギウスを倒す。


ソウヤ vs パウロ
高速ステップで分身するパウロに同じく分身して挑むソウヤ。ソウヤが速度で負けたと思った瞬間、パウロは既にソウヤの必殺技ディープシーダイバーに捉えられていた。


聖人二人を撃退した白銀聖闘士達の前に、新たな聖人が二人現れる。
ウィリアムと名乗る眼鏡の青年は、ライやソウヤの攻撃を全てベクトル解析して受け流し、彼らを寄せ付けない。
そこにコンパス座のタマキが現れ、円の動きでウィリアムと対峙する。


●第3話 戦慄! 4聖人の力!●


タマキ vs ウィリアム


互いに敵の手の内を読みあう高度な頭脳戦になったこの戦いは、しかしタマキがわずかに敵を上回る。
炸裂するタマキの必殺技、サクルス・グラディオルム。
追い詰められたウィリアムは禁じられた必殺技を放とうとするが「その技は地上で使うには強すぎる」と神剣を抜いた最後の聖人ジャンヌに止められる。
その時のジャンヌのコスモは黄金聖闘士をも遥かに超え、アテナに匹敵する強大さで白銀聖闘士達を恐れさせる。


ジャンヌは沙織に非礼を詫びると「それでも世界の人々を救う為には、当事者であるアテナ達に戦いを捨ててほしい」と言い残して去るのだった。


●第4話 女神の休日●
自らの戦いこそが人々の命を奪っている事を憂う沙織を元気付けるためにデパートに買い物に連れだしたミトは、偶然デパートに来ていたウィリアムとジャンヌにであう。 子供達に懐かれて遊んでやっているジャンヌを見ながらウィリアムは戦いは年長者の務めで、少年達は人を傷つける戦いよりもずっと大切な事があると諭した。


ブラジルの山中の集落を地崩れから守っていたソウヤはパウロに助けられる。
パウロはソウヤと同等の力を見せた上に、20億人からの信徒を背景にした救護団を示し、聖闘士には無い組織力を持つキリスト教に平和は委ねるべきだと語った。


●第5話 戦場への帰還! 女神の決意!!●
世界的モデルとして活躍している幼馴染を訪ねたタマキは、彼女が私財を投げ打ち、身を粉にして人々を支援する姿を目撃する。
「タマキには自分の戦いがある筈」との彼女の言葉に、タマキは自分がするべき戦いを自覚する。


荒れ狂う海に対峙しながら自らの信念を問うていたソウヤは、姿を見せぬキリスト教の神より、アテナである沙織とその愛と正義を信じて戦う事を決意する。


ミト達を戦わせる事を悩む沙織に、現れたライは「聖衣も女神の座も戦う理由ではない。これまで傷つき死んでいった者の為にも己の信念を取り戻せ」と告げる。
その言葉に愛と正義の為に戦う決意を取り戻した沙織は、白銀聖闘士を終結させ聖人を退けるように命令した。


●第6話 謎を暴け! パウロの秘密!!●
唯一人、ポセイドンの下に赴き世界中の降雨を一身に受ける沙織の為にも、戦い続ける事を選んだ白銀聖闘士だが聖人は聞く耳を持たない。
洋上都市"箱舟"にある通称"バベルの塔"に乗り込んだ白銀聖闘士達は聖人達と激突する。
一度はソウヤに敗れたパウロだが、今度は聖衣(クロス)をも超える防御力を秘めた聖骸衣をまとって待ち構えていた。


ソウヤ vs パウロ
神速を誇るソウヤの分身を、しかしパウロは脅威の4分身で対抗した。
為す術も無く痛撃を受け続けたソウヤは、しかし敢えて目を閉じる事でパウロの攻撃が彼の双子の弟サウロとのコンビネーション攻撃である事を見抜き、新必殺技でサウロを撃破する。
だが、その隙をパウロに衝かれ、人の限界を超えたパウロの捨て身の4分身攻撃の必殺技の前に敗北してしまう。


●第7話 安らかに! ミト、最後の微笑●
先を急ぐミトは不意にソウヤのコスモが弾けて消えた事に動揺するが、タマキに為すべき事を為せと激励される。


上階で待ち構えていたゲオルギウスに必死に言葉を投げかけるミトだったが「戦士なら拳で信念を見せろ」と告げられて戦いを覚悟する。


ミト vs ゲオルギウス
ミトの新必殺技も、しかし鋼の肉体を持つゲオルギウスの前にはまるで歯が立たないと思われたが、ミトの必殺技が2段変化を起こす。
戦いを厭うミトが封じていた必殺技の威力は凄まじく、見事ゲオルギウスを倒すが、必殺技の反動でミトも倒れてしまう。


●第8話 タマキ! 決意の戦い●
ただ一人、先を急いだタマキは、ウィリアムの執務室に飛び込んだ。
諦めの悪いアテナの聖闘士達の姿に苦笑いをしたウィリアムは、ジャンヌが世話をしている空中庭園でタマキの相手をした。

タマキ vs ウィリアム
本気を出したウィリアムの連続攻撃は凄まじく、瞬く間にタマキを倒したかと思われたが、ボロボロになりながらも立ち上がったタマキの覚悟が、逆転の一撃、大円の刀(グラディウス・サクルス・グランディス)を生み出した。


●第9話 さらば、友よ! ソウヤ新必殺技!!●
ソウヤを倒したパウロが先を進もうとすると、背後でソウヤが立ち上がった。その執念に驚くパウロ
何故、気絶している間に止めを刺さなかったのかと問うソウヤにパウロは違う出会いがあれば友になれたかも知れないと告げた。


ソウヤ vs パウロ
実力伯仲の戦いが続くが、再び捨て身の4分身攻撃を繰り出してくるパウロに、ソウヤも新必殺技コバルトウェーブライダーで対抗。
互いの必殺技を繰り出した後の凍った空気の中、崩れ落ちたのはパウロだった。


●第10話 失われた光! 礎となりて!●
最上階の聖堂に響く天上の歌声。 歌い手を望んでいたジャンヌはしかし聖闘士の前に剣を取った。


タマキ vs ジャンヌ
あまりに強すぎるジャンヌの剣技に圧倒されるタマキ。その強さにせめて仲間の礎になろうとジャンヌの秘密を探ろうとするが、その代償はあまりに大きく、ジャンヌに倒されたタマキの瞳は光を失ってしまう。
後から駆けつけたソウヤに「鍵はあの神剣だ」とタマキは告げて意識を失うのだった。


●第11話 現れた影! 邪神の陰謀!!●
塔の屋上でキリスト教の秘儀を為そうとするジャンヌに、傷だらけのソウヤが立ちふさがるが一蹴されてしまう。
その時、ミトをつれたライが現れ、巧みな戦いの駆け引きと必殺技で、見事ジャンヌの手から神剣を弾き飛ばす。


別行動を取って聖人の行いを調べていたライは、その背後に冥王ハーデスの影がある事を調べだしていた。
もう戦う理由は無いと告げるミトの前で、ジャンヌの髪の色が変わり、神聖なコスモは禍々しく色を変え、聖骸衣すらも冥衣(サープリス) に姿を変えたジャンヌの口からは彼女を操る男の声が響いた。
彼は冥王ハーデスの腹心にして眠りの神ヒュプノス。全てはアテナやポセイドンの力を削ぐ為の謀略だったのだ。


●第12話 神剣の奇跡! 燃えよ、セブンセンシズ!!●
躊躇いも限界も忘れたジャンヌの力は凄まじく、白銀聖闘士でもまるで相手にならない。
タマキの助言を思い出したソウヤは、黄金聖闘士の位までコスモを燃やし、セブンセンシズを目覚めさせて神剣を抜き、ジャンヌを操るヒュプノス目掛けて投げつけた。
ソウヤの熱き思いを受けた神剣は、無念に散った三聖人のコスモも乗せてヒュプノスをジャンヌからはじき出す事に成功する。

●第13話 白銀聖闘士よ、永遠に!●
化身(アバター)といえ人の力に敗れた事に動揺するヒュプノスに、白銀聖闘士が次々を必殺技を叩きつけるが決定打にはならない。
最後の希望はソウヤに託された。
その時、ソウヤは己の師匠、黄金聖闘士カミュから授かった必殺技、オーロラエクスキューションを放った。
白銀聖闘士達の全てのコスモを乗せたオーロラエクスキューションは、見事にヒュプノスの化身を打ち砕き、その威力は何ヶ月も地上を覆っていた厚い雨雲をも吹き飛ばして、地上に光を取り戻したのだった。


●エンディング●
ポセイドンを倒して沙織の元に戻ってきた星矢達を遠くから見守るミト。
やがて来るハーデスとの戦いを前に、修行に出るライ。 
取り戻した日常を、自らの手で絵にして目を細めるタマキ。
病気の妹を見舞って、彼女に未来を取り戻した事に笑顔を浮かべるソウヤ