T&Tの魅力と遊び方。


祝! T&T7版発売!


こんばんは、でみです。こちらではご無沙汰してます。
(活動拠点をmixiに移してからは、更新が滞ってて良くないなぁ)
まぁ、それはともかく、T&Tの7版が発売されましたので(微妙に遅れてますが)
それに合わせてT&Tの魅力や遊び方について、徒然に書いて見たいと思います。



【T&Tとは】
T&Tは、天才というか奇人Ken St. AndreがデザインしSNEが翻訳したTRPGのひとつです。
詳しくは、翻訳したSNEのサイトへどうぞ。
http://www.groupsne.co.jp/products/tt/intro/index.html



・・・と言いたいのですが、どうもSNEで紹介記事を書いている方はT&Tについて造詣が深いとは
言いがたく、かなり偏った紹介をされているようです。
(笑いを取りに行った紹介記事・・・なんだろうなぁ、たぶん)


私自身T&Tについて造詣が深いとはいえませんが、不足分を埋める為に別の視線から
紹介をしてみましょう。


○概要○
【T&Tはわかりやすい】
まず最初にアピールする点として、T&Tは大変遊びやすいルールです。


PC作成の際に、特技や技能の表を確認する必要も無く、過去の因縁とか生まれ表などを
参照する必要も無く、職業ごとの特殊能力を確認する必要もほぼありません。
参照するデータと言えば、せいぜい買い物と一部の魔法くらいでしょう。


戦闘ルールは更に簡単です。
T&Tは抽象戦闘を採用しており、マンガの「モクモクと煙が上がり、手足が見える」様な
大変アバウトなルールです。
その為、行動順番がどうしたとか、使える特技の使用回数が、などと考える必要はありません。
山のように一度に大量のダイスを振る! 戦いの中ではその爽快感を楽しみましょう。


初めて遊ぶ人に対しての説明のしやすさでいえば、間違いなくトップクラスのわかりやすさ。
それがT&Tです。



【T&Tは懐が広い】


T&Tはシンプルなルールですが基本デザインがとても優れている為、応用性に優れています。
その懐の深さについて解説してみましょう。


○ジョーク
T&Tはジョークネタが数多く含まれている為、お笑いTRPGであるという評価があります。
うん、正しい。 T&TはジョークTRPGです。
T&Tの有名な攻撃呪文の名前は「これでもくらえ!」ですし、公式シナリオやソロシナリオには
変人奇人のNPCにあふれ、トラップは人を馬鹿にしています (vs羽妖精用カッター扇風機とか)


これは、けれど、T&Tをギャグネタで遊べ、という強制するものではありません。
独創性のある遊び方をしてください、というデザイナーの願いなのです。


○殺伐さ
T&TはPCが死ぬゲームとして有名です
まず、公式シナリオやソロシナリオが揃ってデストラップ満載な為です(笑)
ソロシナリオがデストラップ満載なのは、ゲームブックでPCが多々死亡するのと同じなので、
ある程度仕方が無いと言えるのですがセッション用のシナリオまで死亡率激高なのはどうなの?(笑)
死に易さはルールのシンプルさ故の「次のPCの作りやすさ」を反映した物でもあるのですが


○何でもあり
T&Tは化け物をPCにする事もできます。ルールブックに10種類以上の種族が紹介されていますし、
不足であれば、相当簡単に種族を増やす事も出来ます。
(そして、ゲームバランスをまったく取りませんw)


舞台設定を変更するのも簡単です。標準世界であるトロールワールドで遊ぶのは当然として、他の時代、
他の世界で遊ぼうとGMが考えれば、簡単にそれが実現できるでしょう。



【T&Tは奥が深い】
T&Tは奥が深いルールです。 シンプルさと奥深さが相反しないと言う好例でしょう。


例えば、抽象戦闘。上で説明したようにシンプルなルールですが、これが示す事は深いのです。
抽象戦闘であるがゆえに、戦闘中の細かな位置取りや秒単位の判断力、そして武器の一撃毎の
運不運が、戦闘を決定付ける要素ではない事を表しています。


もっと簡単に言えばT&Tの戦闘は武器を抜いて切りあった瞬間に、ほぼ勝利が決まっている。
クリティカルヒット(幸運な一撃)が勝敗を決める事などほとんど無く、勝つべき物が勝つ。


シビアで鋭いこの視線があるからこそ、魔法や飛び道具、様々な戦術が行使されるのです。


※ある意味、D&D3.5eはT&Tより戦略的思想が要らず「とりあえず攻撃」でも何とでもなる。
 ロールプレイ指向が強いTRPGなら、更にその傾向が強い。(戦略思想が異なるのだが)
 T&Tはそんな事したらあっさり全滅して終わりだ。T&Tは知的なシステムだね。


○○○
とりあえずT&Tの説明はこんなもんかな。
・・・おっ、7版の説明何にもして無いや(笑)
それは、また今度。