ルーンバウンド


以前から手を出そうと思いつつチャンスがなかったルーンバウンドを遊んできた。
日本でも結構人気なボードゲームで「ルーンバウンド」と検索かければボロボロ引っかかる。


ゲーム的にはタリスマンタイプとよく言われてるけど、私的には「百の世界の物語」(FC)を思い出す。
好きだったんだよなー、あれ。


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大雑把に解説すると、プレイヤーは英雄の1人となってレベルを上げつつアイテムや仲間を集め敵のボスを倒す。
他のプレイヤーと協力するか殺しあうかは好み次第、というボードゲームTRPGの成長要素をつめた感じ。
世界設定も凝っててイベントや敵にもそれぞれフレーバーテキストがついてて良い感じ。
『黒魔術師の儀式を見ちゃって逃げる』イベントの直後に『黒魔術師の手先のゾンビ』に襲われるカードを引いて、
「逃げ切れてねー!」とかね。


とりあえず友人と4人で遊び、拡張ルールとしてはレベルアップ経験値を低くして短めのゲームを選択。
ルール読みつつこの状態で遊んで3時間くらいかかったから長いんだけど、ボードゲームを3時間というよりは、TRPGを3時間という感じでゲームの長さはあまり気にならなかった。


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今回のゲーム展開は「最初に攻撃できる射撃戦闘特化型」と「満遍なく能力を上げ、敵の弱点を突く型」に分かれて順調に進む。


ルーンバウンド自体は初めてなんだけど、なんせ付き合いの長い友人達が相手なので「力の報復」理論が染み付いてる(笑)
先に手を出したプレイヤーがテロリストの如く「正当化された力の報復」を受けるのが判り切っているので、延々と冷戦状態が続く。


「このカードで君の移動力を制限したらどうなるかな」
「あぁ、痛いね。もしそうされたら考えないと」
「勿論、報復が怖いからそんな事はしないけどね」
「あははは」
「うふふふ」


この辺までは、まだ和やか。


「そうか。ドラゴン・ルーン手に入れたのか。 ずいぶんボロボロだね」
「うん、まぁね。でも戦闘前フェイズで回復できる能力も用意してあるよ」
「そうなんだ。でも勝負するなら今だよね」
「そうだね。君のOXが上手く命中すれば私の負けだろうな。当たればね」
「あははは」
「うふふふ」


この辺まで来ると、見えない火花が散ります(笑)


今回は結局、初回の為勝率が正確に読みきれなかった為か、冷戦状態のままゲームは終了。 ちなみに勝者は私です(^^)
勝因は早めに回復アイテムを用意したのと、サマルトリアの王子式のレベルアップのお陰かな。


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典型的なマルチゲームの常として、メンバーによって全然ゲーム性は異なります。
次に遊ぶ時は、恐らくもっと血で血を洗う戦いになりそうな予感がヒシヒシとw
それでも、また遊びたいと思うボードゲームでした。」
拡張ルールなども色々出てるんで、少し買い込もうかなぁ。