第2回ライブRPGプレイレポート 

再びライブRPGに参加してきたので、そのプレイレポートの話。
前回と同じく独断と偏見に満ちており、あまり読みやすさも論理展開の正しさも追及してません。


○○○○○○○○○○○○○○○
『事前準備』


再び、ライブRPGに誘っていただいた。 
今回は「一癖二癖ある参加者が集うオークションで目的の物を落とす」というプレイヤー間競技タイプらしい。
ディプロマシーとかのいわゆるマルチゲームみたいな奴ね。


事前にキャラクター選択があるらしいので、内容を確認するとざっと20種類! 多すぎるわ!
職業を見ると「政治家」「教授」「社長」「黒魔術師」「殺し屋」「ヤクザ」・・・って後半はなんだ!(笑)
こっから既に勝負なんだな、とガチモードに移行・・・する事も無く、あっさり「医者」を選択(ぉぃ
個人的な傾向として裏切り者系の職業はあまり好みでは無いし、医者だと偉そうな戯言を言っていれば良いので個人的に演じやすいのだ。


・・・で、書き込んでから気がついた。 コスプレするのね(汗)


仕方が無いので100円ショップを梯子して色々アイテムを集めてみた。 だいたいこんな感じ。
医療カバン:小さく白いペーパーボックスに赤のビニールテープを十字に張って、赤十字マーク。
      出来上がりは中々で、参加者やお土産物屋の人とかにも公表だった。
丸薬  :「薬っぽい」「色数大目」をキーに各種飴玉を購入。
聴診器  :オモチャの聴診器を探したのだが見つからず。仕方が無いので首から下げるコードだけ。
名札  :「Doctor Demi」と書いた名札を用意。
白衣  :作業服屋さんで購入。「白衣下さい」「医療用ですか?調理用ですか?」「どちらでもいいです」
      「(何だ、この客は)何に使われるんです?」「・・・演劇です(広義の意味では嘘ではない)」


主催者側が念入りに準備を重ねてくれてるんだから、プレイヤーが感謝を示そうと思ったら真剣に参加するしかないよね。
と言う事で、思いつく限り頑張ってみました。

      
『始まり』
熱海のオークション会場には13人のオークション参加者と、オークション主催者、メイドさん、出品者などが待っていた。
・・・あのゲームマスター、本当にメイド好きね、と思ったのは本当です(笑)


周囲を見回すと、ガラシャツにスーツ、サングラスにバーボン(麦茶入り)のヤクザや、『カエルを救おう!』というビラを巻いているヒッピー、葉巻を咥える社長に、パイプとツ

バ帽子が素敵な教授、企画書を振りかざす起業家に、白髪カツラに鼻眼鏡のご老人と、胡散臭さ大爆発。
他にも、タロットカードが出てきたり、数珠が出てきたりと、みんな頑張る、頑張る。
白衣に医療カバンという自分もどうかと思ってたが、これくらいは普通だったらしい。 やるな、ブライト!(意味不明


オークションが始まると、奇々怪々で胡散臭さ大爆発のアイテムがぞろぞろと出品される。
「ばかには見えない服」「マイ○ル・ジャ○ソンの革手錠」「サッグのスカーフ」「インスマウスの古文書」「オキヤマ式データストレージ」「賢者の石」「白い像」「大東亜レポート」「聖杯」「人魚の心臓」「古代アステカの法衣」「骨喰(俵藤太が大百足を倒した時に使用した宝剣)」「仙薬」「空飛ぶカーペット」「アレイスター・クロウリーが使用したといわれるタロットカード」「チベット少数民族独鈷杵」「風水スピーカー」「ヒトラーの制帽」「クリスナイフ」「数珠」


・・・良くもまぁバカな 二つと無い一品ばかり集めたものだ。


「ばかには見えない服」 がただのハンガーにしか見えないとか(私がバカなのだろうか)
日本刀のはずの「骨喰」がどっからみても鞘つきブロードソードのオモチャ(ドラゴンマーク付き)にしか見えないとか
「賢者の石」がどう見ても紫水晶の文鎮にしか見えないなどの突っ込みは全て不可。


このような素晴らしい魔法の品を個人の私服を満たす為に売り買いするとは怪しからん。
医学の発展と、病に苦しむ人々の為に 志のある正義の人の手にあるべきだ!
医者の私は、「あらゆる病を治す仙薬」と「あらゆる怪我を治す白い像」を手に入れようと決意を新たにしたのでした。
良い医者だなぁ、私。


#実は、この前にPL達は一人一人面接を受け、今回のPLの勝利条件とアイテム購入資金を受け取る事になる。
#勝利はオークションで落とした商品の実価格勝負で、医者の私は医療関係アイテムの価値が二倍になる。
#当然、政治家は「ヒトラーの制帽」の帽子の価値が上がるのだろうし、占い師は「タローットカード」で高得点なのだろうと予測した。


『情報収集と謀略と賭け事』
アイテムの説明のあと主催者からの発言があった。
「今日はまだ勤務時間中なので、基本的に私やメイド達はオークションの品に関する質問は受け付けません」


・・・ほほう。基本的にという事は例外があるんだね?(ニヤソ)


参加者達の様子を見るとロールプレイに勤しむ人達の中にも、熱心に情報収集を始める人がチラホラといる。


なるほど。考える事は同じという事か。 中々やるな、お前もな (1人完結)


という訳で、早速、情報収集。 確かにオークションの品に関する情報は入らないが出品者の話はチラホラと聞こえてくる。
ついでに周囲の人の話にも耳を傾け、誰が何狙いなのかを確認。医療関係でがっちりぶつかる相手は1人くらいかな。


会場を後にすると、さっそく談合開始。
火傷を治したがる「俳優」さんに「二人で医療アイテムをゲットしよう。儲けは山分けで」と口説き落とす。
これで購入資金は二倍。あとは単品で何かを落とせばTop争いに入れるだろう。


・・・と、言う所で手詰まりに。あたりを見ると他にも談合をし始める人がいるが、何せオークションの品の真偽に関わる情報も無いので、これ以上話が進まないのだ。


「よし、じゃあギャンブルだ!」


や、なんてーか、何もしない、という状況に耐えられないのです、私(^^;


丁度(いつも、とも言う)持ち歩いていた20面体で高い目を出した人が総取りという単純なルールで(つかみは軽い方がいいのだ)、オークション資金を賭けてのギャンブルを提案した所、もの凄い勢いで人が集まる(笑)


ふふふ。私も伊達に常人の10万倍も20面体を振っている訳では無いのだよ。
しかも振るのは私のダイス。 有利すぎて笑いが漏れる。圧倒的ではないか、我が軍は!(確率的な有利点は無い)



食らえ!、とう!  コロコロコロ・・・「7」!


しょぼーん orz


そういえば、別に私はダイス目、悪くも無いけど良くも無かったっけ(ぉーぃ


自分のフィールドに引き込んだ癖に全く有利にならないd20チンチロリンは諦めて観察に回る事に。
「社長」はもの凄い勢いでお金を賭けてるし「企業家」は着々と儲けをだしている。うむ、当面の敵は「企業家」だな。


『襲撃』
夕食後に主催者側から一本のDVDが提示された。
なんでも、オークション参加者の友人から送られた「誰も最後まで見たものがいないDVD」だとか。


さっそく上映会。  うわー、英語だーw


お話はどうやらクトゥルフ物。 無くなった叔父さんからあやしい書類を貰った主人公がゆっくりと狂気の世界へと沈んでいく話。
英語で6行ほどの文章が定期的に挿入されるので、話の筋くらいは簡単に分かる、と思ったのだけど、画面切り替えが早すぎで半分くらいしか読めないw
それでもこれが手がかりかも知れない、と必死で読んでいると、何の前触れも無く。


バッシーン!(障子の開く音)


メイドさん 「外から化け物が襲撃してきています!」


メイドさん、正直、化け物よりあなたの登場の方が驚きました(ぉぃ


それはともかく、窓の外を見ると黒い身体に真っ赤に光る目をもった中型クリーチャーが暴れている。


「あ、あれは夜のゴーント! 早く呪文で退散させなくては! 5元素を集めて下さい!」


詳しいな、主催者。 という訳で手分けして火、水、土、金、木をバタバタと集める事に。


ミネラルウォーターとかライターをかき集めたのだけど、土だけが対応に困る。
外には落ちてるんだけどゴーントがいるしなー。
と、急にゴーントと窓から離れて帰ってこなくなる。


「いまじゃ!」と、叫んで老人が外に飛び出し、土を拾って帰る事に成功。元気なじーさんだ。
さっそく並べて呪文を唱えていると。
「土、取ってきたぞー!」とHFO(人間、戦士、男)もとい政治家の青年が土を持ってきた。
「もうあるよ」 「がーん」orz  窓から離れたのは君のお陰か。  いつもながら幸薄いね。  


それを余所に呪文は完成し、ゴーントは白い煙を吐きつつ去っていきました。
ふー、やれやれ、と振り返ると。


芸術家  「全部、見終わった」


この状況でもずっと見てたのね(^^; 一応私もチラチラは見てたけど、微動だにしないその根性は凄いよ、うんうん。


主催者曰く「あのゴーントはこの屋敷にいる者に呼ばれたのでしょう。 この中に悪意を持った者がいる」
という不気味な宣言で波乱に満ちた夕食会は終わりました。


『賭博の怖さとバカ話』


夜はゲームマスター側からの提案で、ポーカー大会を開催するとの事。
金があったら賭け事をするべきだと思ってたけど、主催者側の考えも同じだったらしい。
嬉しい事に、チップ制度になって掛け金の最小単位が下がった。
さっきのd20チンチロリンは、掛け金が100万で総所持金が2000万だったから最低掛け金でも20回で破産する所だったのだ(笑)
(100万単位でチンチロリンするな、と言われると全く持って反論できない)


ポーカーは、中盤までは女性芸術家が、他の参加者がビビッて全員降りてしまう、まさにクイーンの風格を漂わせつつ圧勝。
そこにポーカー初心者ヒッピーがひょろっと入り込む。
場も十分に温まっている為、もの凄い勢いでレイズが飛び、掛け金がどんどん上昇していく。
・・・降りるという選択あるのわかってんのかなーと他人事ながら見てると、最後まで降りずにいざ、オープン!


ヒッピー、女王を抑えて大勝!
うわー、すげーな、と思ったら。

ヒッピー「じゃあ、これで抜けます」

間髪いれずに離脱宣言(笑) まてや、こら!(笑)  それでカジノでから帰れると思ってるのかい!ってなもんだ(笑)
場のブーイングを物ともせず、さっさと換金してテーブルを去るヒッピー。 見事なものだ。


ポーカーに付き合いきれず、こっちはこっちでボードゲームでも始める事に。
この辺になると、ライブRPGというよりただのゲーム好きの集団になってます。


その後、どんどん話はそれ、メンバーにD&D好きが多い事もあって話す話す。気がついたら、既に3時半(バカだねぇ
明日のゲームに支障がでるので慌てて寝る事にしました。 おやすみなさい。

 
『秘宝館と熱海城の秘密』
翌朝、さっそく参加者達は3チーム+1名に分かれて情報収集を開始する。


実は、昨夜の内に参加者達で話し合い、情報収集ポイントを3箇所に絞込み手分けをする話をしていたのです。
情報収集ポイントの話は知らない参加者もいたらしいけど、大体は広がっていたようなので私は全公開。


下手に隠匿して、1人くらいしか行かない情報収集ポイントを作ってしまうと後でその情報を手に入れるのが大変だ。
それくらいなら、手分けをして情報を全て参加者側に入手し<交渉>でゲットする方が私的に楽なのだ、と言う判断。
情報なんてものは使ってこそ価値があるのだよ。ワトソン君。


と言う訳でさっそく私達のチームは秘宝館に向けて出発する事に。 けっして噂の場所に行ってみたかった訳ではない(笑)
「スカウト」が車で来てたのでチームの行動はバッチリ、と思ったら。


「黒タクなんで、ただという訳には行きませんねぇ」との事(笑)


「ヤクザ」と「ヒッピー」は言われるままにお金を支払っている様だけど「起業家」は情報で払ってる。
そうそう。ここは交渉で切り抜けてこそ、だよ、とウンウン頷く私。
「昨日、情報収集ポイント教えたよね」&「怪我したら無償で治してあげよう。怪我しなかったら半額払うよ」と言いくるめる。


まぁ、多分、帰りまでには忘れてるでしょ(踏み倒す気マンマンだな、おい(笑)


という訳で秘宝館へ移動開始。


秘宝館は18禁の展示物が山盛りの大人の博物館。  前回といい今回といいマスター側は何を考えているんだか。
黒タクの腕が良かったのか、たどり着くとNPCさんが食事中。どうやら早すぎたらしい(笑)
その間に熱海城に行ってくれ、と言われたのでそっちに移動する事に。


「よっ!」
・・・なぜか「老人」とすれ違う(笑)


たった一人、チームに入らなかったので気にしていたのだが、どうやら単独で全ポイントを廻るつもりらしい。
チームに入らなかったのは作戦だったのか。 じじい、恐るべし。


危機感を持った我々は、急いで熱海城に乗り込んだのです。


最上階 「あれが初島かなぁ」 「熱海は廃墟が多いねぇ」 < 展望台で見学中 
5階  「シベリアンハスキーを書かれてもねぇ」  <日本画展を見学中
4階  「エッフェル塔と熱海の関係って?」「何も無いって」 <パネルで見る世界展見学中
3階  「どこかでフラグ落としたかな?」「ないない」<工事中のためスルー
2階  「熱海城って誰がつくったの」「・・・熱海観光協会らしい」「おぃ!」<マッチで作る日本の名城展見学中
1階  「ぉぉ、刃が引っ込む刀だ!」「これはお湯を掛けると絵の服消えるタオル!」<お土産見学中


・・・ものすごく観光を楽しんでいた気がするのは、気にしてはいけない(笑)


熱海城メイドさんの1人に会えたので、そこで情報収集を開始。 そつなく情報収集が終ると。


「余分に500万払う。 その代わり次に話に聞きに来た奴の情報料を500万吊り上げろ!」と妨害工作開始(笑)


なんてーか、もう手段選んでねーなw


その後、更に起業家とスカウトが、メイドさんをスカウトしてテーマパークに雇うらしく一筆書かせてた。
遊んでんのかなぁと思ってたら、 これを後で強請りに使って大金を巻き上げてた。 たいしたものだなぁ。



不思議な事に(笑)、 もの凄く時間がかかってしまったので、秘宝館は駆け足で見る事に。


○◇”■△#’凸!凹×$%&!!
(残念ですが、性質上詳しく話せません。 ご自分でご覧下さい)


教育上お子様には見せられない展示物を堪能して出てきたら、何故かもう12時を廻ってる。駆け足になってねーw
一応NPCにも会いました。えぇ。


『インターミッション・お昼』
とりあえず定食屋さんに入って、アジの叩き定食を食べる。
ついでに色々話を聞いてみると「ヒッピー」の人は、TRPGもした事が無い完璧な初心者ゲーマーらしい。
初心者とは思えないノリノリな動きをしてたのにねぇ。 経験者有利と限らないのがTRPGやライブRPGの面白い所だ。


・・・と、思っていたのが後々の展開に大きな影響を与えるのだが、それはまた別の話。


『ローズガーデン』
時間的にあと一箇所が限界なので、近くのローズガーデンに行く事に。
値段を確認すると入場料が1000円。 高いよ、どうせガーデン何て見ないんだから(まてや(笑))


ここで思いついて他のチームに電話を入れる。 


NPC何処にいるか知らない?」「頂上にいるよ!」


マジかよ。 つかえねーな、そのNPCは。
そう愚痴りつつもみんなで入るのもリアルお金が勿体なので、「医者(私)」「起業家」「スカウト」の3人で行く事に。
「ヤクザ」と「ヒッピー」はお留守番。 まぁあとで格安で情報売ってあげるからさ。


と言う事で、有料庭園の頂上まで散策開始。  


・・・いねーぞw


いやーな予感がしていると「ヤクザ」の人から連絡があってNPCが喫茶店でお茶を飲んでるのを発見したらしい(笑)
騙されたーと、慌てて下に降りようと思ったのだが、ピンと来た。


「ガーデンが舞台なのに外の喫茶店にいるのが怪しい。 なんかクイズが来る気がしません?」
「ありえるね」


という、めちゃめちゃメタ的ゲーム思考をして、クイズの答えになりそうな知識を集め始める我々。果たしてその結果は・・・。


NPC「では、ガーデンのバラ園にウサギが何羽いたか答えられたら情報をあげよう」
医者:起業家:スカウト「(にやり)」


メタ思考勝ちしました(笑)


んで、その帰りにまた事件が。


NPC「私も君たちの車に乗せてくれないかね? これだけ出そう」
と「スカウト」の人を買収するNPC(笑)


スカウト「・・・と言ってるけど、君たちは幾ら出してくれるのかな?」


・・・ぐっ。な、なんて卑怯なw


「ヤクザ」と「ヒッピー」はこれ以上の出費を嫌がりバスで帰る事に。 でも「ヤクザ」の人はNPCに慰謝料払わせてたけど(笑)
「起業家」は再び情報を売って追加料金を相殺。見事なもんだ。
私は泣く泣くお金を(値切って)払いました。  ・・・帰り道にもNPCが情報落とすかも知れないから離れられないんだー!(叫び


ムカついたので別のチームの人に電話をかけて「ガーデンにいるけど100万で情報売るよ」と損失補てんをしてもらいました(ぉぃ


『情報交換』
オークション開催直前になると、あちこちから各チームが帰ってきました。
さて、情報収集のタイミングだな。


事前に何処のチームが何処を廻ったかを調べてあるので、その中から利害の噛み合わないと予測を付けた相手を誘い出す。


情報同士の交換、あるいは情報の売買を開始するが、私が買った情報はそのまま私から私の相棒に売り払われる。
するとビックリ、私はお金を使わなくても情報が手元に転がり込んでくる。 不思議不思議(笑)


ついでなんで、(自分と利害の噛みあわない)適当な人たちにも情報を売って小銭を稼ぐ。
よしよし、まぁまぁ良い出来だ。


『オークション』
で、オークションの開始。


20点の品数と13人の参加者という人数から考えて、2品以上の購入が優勝ラインだろうと予測。(1人1品で終りだとゲームにならない)
すると、私の初期所持金が2500万だった事を考えると、相場は安めに見て1000から1500だろうと予測する。


「1000!」「1500!」「2000!」「2100!」「2200!」


待て待て待て、おかしいだろう? ・・・いや、そうか、グルになってるな、卑怯な奴だ。私もしてるけど(まて


だが、大丈夫。 メインターゲットの白い像には2人合計で3000万まで出せるようにしてある。
ついでに、欲しがってる相手も調べて白い像をチームで狙ってる相手がいないのも確認済みだ。問題ない。


主催者 「では、こちらの白い像を500万からで」
私   「1000万」 
誰か  「1200万」
私  「2000万」
参加者 「ぉぉー」
いーから、さっさと降りろ。 どうせ勝つ気ないだろう。


ヒッピー「2100万」
私  「2200万」
ヒッピー「2300万」
お? おかしいな(汗) 本当に欲しがってるのか? でも資金的には負けないけどさ。


私  「2400万」
ヒッピー「2500万」
私  「・・・2600万」
ヒッピー「・・・2700万」
な、なんでそんなに金持ってるんだ? さっきヒッピーは1000万使ってたのに (購入価格メモってた)


私  「・・・・・・2800万」
ヒッピー「・・・・・・・・・3000万」
や、やられた。 ど、どーする? 計画変更するか? いや、でもここでそれ以上使うと総合金額で勝ち目ないし。


主催者 「カンカン。 ではヒッピーさんが落札です」
負けたー!  ばったり(倒れた)

『終局』
セリに負けた私は残った資金で他のアイテムを買って財テクを頑張るのですが、参加者の闘志に火がついたのか、軒並み価格沸騰。
仙薬の共同落札とタロットカードの単独入札に留まる事に(真偽がつくアイテムしか買う気も無かったし)
くそー、悔しいー! ヒッピーがあんなにお金持ってるなんてノーマークだったー(ゴロゴロ)
悔しがる私を余所にオークションは最後まで進む。


と、最後に主催者が変な事を言い出した。
「虚偽を言ってこの聖杯に口づけた者は血を吐いて死ぬと言われています。参加者の中に邪悪な魔術師がいるか調べてみましょう」


あぁ、なるほど、こういう展開になるのか。


実は、オークションの品の中に魔力を持っているアイテムがあるのは調査済みだ。
アイテムは5つあって各々5元素を司っており、また古文書には怪物退散の呪文が書かれたメモもある筈。
これを使って、これから出てくる怪物を倒すんだな。 情報収集力の成果の見せ所だ!


と、ワクワクしながら展開を待つ。
参加者が順番に「占い師を怪物に殺させたのは私ではない」と言いつつ聖杯に口づけ(のフリ)をしていく。
次は「起業家」か。 本当の所、どーなんだろう?  ・・・あ、死なないや。 本物だったか。


そして、聖杯は「ヒッピー」の元に。
何やら悩んでいるような「ヒッピー」。 初心者だからロールプレイが分からないのかな。フォローしておこうか。


ヒッピー「こんな人を試すような事は良くないです。 だから、私は、全員殺します!」


いつのまにかソファーの下に隠してあったハルバードを振り上げる「ヒッピー」の人!


な、何だってー!!  


まさか、まさかの、ヒッピーの人の黒幕宣言!
ここ10年のゲームの中で、一番ビックリしたかも知れない(笑)

「ヒッピー」の人は白い像の魔力で無敵の防御力を誇っている。 まさに絶対絶命!


ヤクザ 「そう簡単にやらせるかい!」


さて、白い像の魔力を破るにはどーしたものか、と考えていたら「ヤクザ」の人が落札したクリスナイフを持って突撃!


パリーン!


あら、白い像、壊れたよ(笑)


ヤクザ 「とどめじゃー!」


パンパンパン!


懐から取り出した拳銃で、ヒッピーを撃つヤクザ。 ヒッピーは即死したらしく倒れて動かない。
おー、勝った勝った。 考えるより行動する方が強いね、こんな時は。


汚職警官 「では、続きは署で聞こうか」
ヤクザ  「なんでじゃーい!」


・・・って、ヤクザ、逮捕されてるよ(笑)  やっぱり良く考えて行動した方がいいな(笑)


○○○○○○○○○○○○
と言う感じでライブRPGは終了しました。 
ヒッピーの黒魔術師には誰も気づいていなかったらしく、皆驚いてた。 主催者側の作戦勝ちかな、これは。

そういや、白い像の落札は、別件でヤクザから預かっていた資金をヒッピーが、白い像の落札に使い込んでいた事が判明(笑)
そりゃー計算あわないよなー(笑) 使い込みまでは計算できないよ(笑)
(一般PCは詐欺は禁止だったんだけど裏PCには許可されてたので、ルール的には問題は無い)


今回のライブRPGは、マルチゲームなディプロマシー的要素が含まれており、初心者には難しいんじゃないかと思っていたけど、振り返ってみ

れば活躍してたのは初心者の人が多かった気がするw

また、<交渉>スキルなどを使わないリアル交渉はとても面白かった。
TRPGで私本人の交渉能力を使うと、PCの交渉能力との乖離が出るので中々出来ないのだけど、今回はそれをフル活用。
もう一歩踏み込んでも良かったな、と反省も残るけど、それを含めて楽しめたし得るものも多かった。

ライブRPGには、TRPGには無い楽しさがあるな。
主催者の人は第3段も計画してるらしいので、今後も楽しみだ。