フォースとストーリー組み立て方法 【d20 StarWars】
まず最初に誤記修正から。
医療ポットみたいなの以外にも、救急箱みたいので普通に治療して怪我なおせました。1d2点くらいだけど。
(ちなみに、フォース技能を使うと1d4+1点かそれ以上治ったりしますが)
やっぱり斜め読みはイカンね。 ルールはもっとマジメに読まないとと反省しました。
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まぁ、今日話したかったのはそこではなく。
スターウォーズで遊ぶ以上フォースは無視できない重要な要素であり、フォースを扱う以上、ルークやアナキンの様に光と闇の間を揺れ動く様を遊びたい物だ、と思います。 私はね。
で、その観点からｄ20 StarWarsのシステムを見ると幾つかの仕掛けが眼に止まります。 今日はそんな話。
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D20 StarWarsでは、PCはヒーローらしさを演出するフォースポイントを持ち、各種判定結果に干渉ができます。
フォースの使用はフォースの訓練を受けてない人、ライトサイドのフォース使い、ダークサイドのフォース使いに分類されます。
この分類によりフォースで干渉できる幅には差があり、PC作成時のフォース訓練を受けてない人は1フォースポイント１点で1d6点の干渉が可能ですが、ダークサイドのフォースを使用する場合は同じ1フォースポイント１点で2d6点の干渉が可能です。
目標値15の時に20面ダイスの目が9だった場合、そのままなら失敗、普通にフォースを使うと1d6で6のみ成功ですが、ダークサイドに身をゆだねれば2d6で6以上で成功できる訳です。
ここでポイントなのは、ライトサイドのフォース使いは、いつでもダークサイドとしてフォースを扱う事ができる点です。
まぁ、もちろんダークサイドポイントという点も貯まるのですが。
その他、フォース技能やフォース特技にはライトサイドのフォース使いが使用できる(そして、強力な)物が結構あります。
詳細は長くなるので省きますが、そのダークサイドフォースは自分より技量の上の相手、つまりダースヴェイダーを殴ったり、オビ・ワンに刃向かったりする時は有効なのは疑う余地はありません。 特に自分がまだ弱い時は。
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このシステムバランスは、ＧＭがＰＣを崖から突き落とし油を撒いて火をつけるくらい過酷な状況に真価を発揮します。
ＰＣがピンチに追い込まれ、且つ、どうしても負けられないと思った時にダークサイドの誘惑が発生します。
それは、より責任感が強く情感が豊かなＰＬにこそ強烈に響くはずです。
もっとぶっちゃけると「お前が俺に負けたら、お前の妹をダークサイドに誘うぞ」と敵に言わせるだけで、妹思いで責任感のある(ついでに、ちょっと無謀な)ＰＣであればあるほど、ダークサイドフォースを使ってくれるでしょう。
ダークサイドフォースの繰り返しの使用はＰＣを暗黒面に落とし、悪の英雄への道をひた走らせます。
パーティの多くはライトサイドな筈ですので、いずれはダークサイドに落ちたＰＣの前に立ちふさがる必要が出るでしょう。
ダースヴェイダーの前に立ちふさがるルークのように。
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長々と説明しましたが、ダースヴェイダーvsルークを再現するだけであれば、実はもっと有効な手があります。
"今回予告"と"ハンドアウト"を使用すれば、もっと簡単に事故無くストーリーを再現できます。"今回予告"と"ハンドアウト"は凄いやね。
ですが、今回説明したシステムの仕掛けによる光と闇の戦いの再現には異なるメリットがあります。
例えば、ダークサイドの誘惑に耐え、ＰＴで力を合わせて苦境を乗り越えるというのは絵になる展開です(良い話や)
その結果、失敗して取り返しの付かない被害が出てしまうのは更に燃える展開でしょう(鬼)
更に、その被害の大きさに自暴自棄になって暴れるなら、もう申し分の無い展開といえるのではないでしょうか(悪魔)
理想をいえば、仲間がダークサイドに落ちるギリギリの段階で、ＰＣが立ちふさがってＰＴ戦闘もいいな(悪党)
このように、システム上の仕掛けを厳しいゲームバランスで利用する事で、意図的な志向性を示さなくてもフォースの光と闇の間で揺れ動く楽しい展開を期待する事ができます。
格好つけた言葉で言うなら、ＰＣが走り抜けた後にストーリーが生まれる、と言っても良いでしょう。
これは、予めストーリーの方向性を示して遊ぶ"今回予告"と"ハンドアウト"とは異なる方向性です。
(ストーリーを意識する、という意味では同じ方向性だ、とも言えますが)
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これが私のｄ20 StarWarsに対する所感ですが、別にこれが正解な訳でも何でもありません。
普通に"宇宙D&D3e"として遊ぶのもできるし、スペースオペラでもトラベラーごっこでも自由自在でしょう。
だいたい"厳しい展開と激しい誘惑”プレイなんてのは、悪役スキーなＰＬがいると容易に崩壊するしね。
遊び方は人ぞれぞれって事で。
