召喚計画【D&D3.5e】


召喚魔法って楽しいよね、ってのが今日の話。


○○○
私が常々注目しているD&D3.5eのファンサイトThe APOCALYPSEさんという所がある。
いつも面白い記事を公開してくれるんだけど、今回の記事は格別だ。


『楽しい魔法実験(デビルサモナー・アルカナ編)』


Planar Bindingという呪文を使い、プレイナー(別次元の生き物)をサモンじゃなくてコーリングしよう、という話。
もー、なんてーか、クラクラくるね(^^;)


(サモンは擬似的に召喚してるので、簡単に呼べて絶対服従で短時間しか維持できない召喚方法。
コーリングってのは、本当に召喚してしまうんで手間暇かかり反逆の可能性があり、数日維持できる本格的な召喚方法の事)


○○○
私もTRPGはそこそこ長く手を出してきたけど、悪魔召喚についてはそれほど凝ったルールで遊ぶ事は少ない。
女神転生シリーズのコンピュータ使いや魔導師はかなり遊んだけど、あれの扱いはD&D3.5eでいうサモン・モンスターに近い。
つまり「基本的に反逆する可能性は無く」「召喚の準備も簡単」だ。 まぁ、ポケモン見たいなモノかな。
似たような傾向なのは六門世界もアリアンロッドにも見られる。精霊召喚でいえばRQも簡単な部類に入るか(グローランサには縁が薄いので不確かだけど)
あぁ、シャドウランの元素精霊なんかも、お気楽といえばお気楽だな。


逆に、召喚魔法が面倒でリスキーなシステムですぐ思い浮かぶのはストームブリンガークトゥルフくらいだろうか。あぁ深淵もか。
つっても、クトゥルフも召喚と従属だけあれば何とかなる気がしなくも無い。 いや、まぁクゥルフで本格的に召喚した事ないんだけど。
(一度召喚した時は、従属呪文が正しくなくて喰い殺されたっけ)
ストームブリンガーは、厄介事が置きそうになったんで山羊買ってきて夜中に宿屋の一室で生贄に捧げてデーモン呼んでたのが、ファンブルしてデーモンに喰われた記憶があるので、特に印象的だがこれは客観性のあるデータじゃないな。
(・・・なんか、やたらと喰い殺されてる気がするのは気のせいだろうか(^^;)


勿論、召喚が軽いのには理由があり、ゲームバランスという観点で見れば、悪魔召喚にだけ凝ったルールを使用する事は遊びやすさを疎外するし、そもそも悪魔召喚のデメリットが大きすぎれば誰も使わなくなり、メリットが大きすぎれば他のPLが不満を持つだろうから仕方が無い、とも言える。
召喚魔法をPCの手の届く範囲にする為には、召喚自体のメリット・デメリットを高くする訳には行かないんで仕方が無いだろう。


○○○
だから、D&D3.5eでも「コーリングはやめてサモンにしとけ」というのは理解できる。
D&D3.5eでプレイヤー側から見てもコーリングのメリットがデメリットに見合わないだろう。


でもだなー。 モノが悪魔召喚(厳密には異世界生物の召喚)だよ?
虎視眈々と相手の隙を狙い、相手を謀ろうとしない悪魔召喚にどれほどの価値があるだろうか(ぉ
山ほど手をかけ、熟考に熟考を重ね、それでもちょっとした不運で悪魔に惨殺されない召喚にどれほど喜びがあるだろうか(ぉぃ


PCが資金とか能力値を払うのは当然として(当然なのだ)制御失敗=PC死亡のリスクを要求し、PL自身に計画の準備・実行の為に繰り返し繰り返しルールブックを読み返させるくらいの方が悪魔召喚をするのが楽しいと思うのは、むしろ当然だろう(偏見


詳細な計画と0%にできない破滅の危険。
これが揃っていてこその悪魔召喚ではないか(ぉーぃ。


○○○
という訳で、今、暇を見ては悪魔召喚の計画書を作成中です。


近々に遊ぶ予定のあるD&D3.5eの秘術呪文使いは12Lvのエルドリッチナイト(術者Lv11)しかないんで、彼にコーリングをさせるつもり。
現時点での予測だと召喚系として用意する呪文が6つと、万一失敗した場合に備えて用意5個くらいで行けるのではないかと。
未訳呪文ならもっとイカす呪文があるだろうけど、DMや他のPLさんへの説明なども考えると和訳された範囲で何とかしたい所。
今の計画だとだいぶ成功率や安全率は上がったけど、手間と費用は結構かかるなー。


召喚する相手はインヴィジブル・ストーカーの予定。
もっと良いのもいるんだけど、万一なんかあった場合に1人で迎撃できる自信のある範囲だとこれくらいになる。


インヴィジブル・ストーカーは何が良いって、たまらなく格好良い。
だって、見えざる獣だよ?  自分の敵が透明な爪に引き裂かれて、何も無い空間に貪り喰われるんだよ?  燃えるじゃないか。
(や、厳密に言えばエアプレーンの住人である以上、物質プレーンの生物の肉を食うかどうかは相当疑問だけど)
・・・まぁ、あとはクラシックD&Dの時に好きだった、ってのもあるかな(^^;


そもそも”見えない獣を従属させてる”というのは、ちょっと気の利いた魔法使いの定番でブランドだと思う。
魔界都市<新宿>シリーズのガレーン・ヌーレンブルク(大好きだ)も使ってたし、陰陽術師も使うよね。
というか、そもそも悪魔はゲームを除けば(少なくとも最初は)かなりの確率で目に見えない描写が多いんじゃないかな。


ま、という訳でコーリングは決して和マンチでも、ましてやマンチなどではなく太古から連なる魔術師のロマンなのだよ。


悪魔召喚、楽しいな。