D&D3e サイオニクス・ハンドブックと密教僧の話。

HJコンベの話と私のコンベのイメージの変化の話。

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ダンジョンズ&ドラゴンズ体験コンベンションin 東京でDMしてきました。
ここ最近、TRPGとかD&Dの発展に何かちょっとでも協力したいなーとか、もっと面白いゲームをたくさんしないな、と思っていたので、公式コンベのDMなら見聞を広める意味でもバッチリさ!とDM参加させて頂いたのですが・・・甘く見てた(^^;


今回はサイオニクス紹介を兼ねていたので、当然ながらDMにもサイオニクスの知識が要求されるのですが、そこまで詳しくないんだよね、私(^^;
この二週間から3週間は殆ど全てサイオニクスの勉強や復習に充てたといっても過言では・・・過言だな(ぉぃ)
そこまで言うのは過言ですが、結構大変でした。 サイオニクスに目を向ける良い機会ではあったけどね。


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ちなみに(だいたい予想してましたが)セッションが始まってしまえば、別に困る事も戸惑う事もほとんど無く楽しい時間でした。
シナリオは公開の噂がちらほら聞こえたり聞こえなかったりするのでネタバレはしませんが、超能力者PTの冒険行は刺激的でした。


パラディンが30回以上に及ぶ麻痺攻撃を凌ぎきったり、ハーフジャイアントが敵の5/魔法のDRを物ともしない6D6ダメージ(しかもまだ本気じゃない)で敵を粉砕したり、コンストラクト(エクトプラズムでできた超能力クリーチャー。大変高性能)がボスをケチョンケチョンにしたり、ドゥエルガー(超能力ドワーフ)が麻痺が利かない事を利用してグールを一手に引き受けたり、エランのクレがスコーチングレイを乱射したり(それはクレとしてどうよ)、ノーマッドのサイオンが能力温存してたらそのまま押し切れて微妙に出番が少なかったり(すまん)。
従来のD&Dとは異なるPTの冒険を私も、そしてPLの方々も楽しめたのではないかと思います。


いやー、サイオニクス面白いね。 超能力者をしなくても特技だけでも面白いと思う。
『強いから買え』というサプリの勧め方としては偏ってるとは思うのだけど(有効性は認めます(^^;)、強さ以外の行動選択の幅という意味でも魅力的なサプリです。


キャラ立てとしても、サイオニクスは面白い。
サイオニクスは実はアジア圏を意識しているとの事で、例えば、サイオニクス版ワンドとも言うべきドルジェというアイテムが追加されるのですが、ドルジェって金剛杵の事らしいのよね。 金剛杵っていったら、独鈷杵・三鈷杵とか言ったら密教で御馴染み(孔雀王とかね)アイテムな訳で、サイオニクスのイメージは元々は密教僧らしい。
タトゥー入れたりするルールも色々あるけど、それもアメリカナイズされた”サイキックお坊さん”のイメージなのか。
勿論、超人ロックとか東京バビロンやXみたいなノリも可能だけど、密教僧ってのも楽しいかも。


今までより強い攻撃ができる、というのも楽しいけど、今までと異なった方向性の事ができる、というのは楽しいよね。


超能力者をどうやって今遊んでるキャンペーンに組み込むのか、という問題はでると思うけど一度遊んでみる価値はありますよ。
マインドフレイヤーに滅ぼされて次元を渡って逃げてきた超能力者部族出身者PTが、マインドフレイヤーとの死闘を繰り広げるなんてのは、定番ですが、定番ならではの魅力的なネタだと思います。 うーん、好みだ。