[D&D] DAC2007 雑感


DACが無事終わりました。


「二日間で300人強の参加者が集まるD&Dオンリーコン」というと感心するより先に呆れる気がします(笑)
せっかくだから0から紹介してみますか。


○○○
コンベションとしては企業コンベションに近い運営で、カラーなビラなどの宣伝・告知から始まって、当日のパンフの作りから、交通の便が良く広い会場の確保まで、手間をかけてます。

(まぁ、その分会場費が高く、参加料1000円はほとんど会場費に消えてしまうのですが)
(というか採算という意味では厳しいらしく、DMもスタッフも参加費払ってるし、各企画もかなり自腹なんだけど)


ゲーム参加は予約卓+当日卓というタイプ。今回の当日卓は6だったかな。
開会式で当日卓の説明を行って予約卓は一言解説。
開会式からセッション開始まではだいたい30分から45分くらいか(予約卓はね)
コンベションとしては、まぁまぁ合格ラインじゃないかな。これ以上長いと飽きる。

当日卓は、DMは全て事前申し込みなのでPLだけを募集する。 
ボードに各卓の説明がるので、そこに自分のプレートを貼って希望者多数の場合はダイスで決定。 
そんなに揉めてた気配は無かったけど、詳しくは知らない。


○○○
私がしたのは、トーナメントと実感コースなので、そっちの話を。

トーナメントは参加者30人。事前に5人でチームを作って同じシナリオに挑む。

面白かったのは、その日初めて実際にあった人達のチームが、チーム参加のチームに勝って第2ラウンドに進出した事。
チームワークって期間に比例しないのか、それともセンスとか指向の一致とかがあるのかな。

どのチームも(おそらく常にも増して)真剣に、そして楽しそうに遊んでたのが嬉しかった。
DM陣は、PLの勢いと迫力に圧倒される事もあったのだけど(笑)

実感コースは、ビギナーさん向けの企画。
午前中だけ、午後だけでも参加できるコンパクトで分かりやすいセッションが売り。
とはいえ、シナリオを工夫してあるので、子供だましなチュートリアルセッションという訳でもない。
もし私がプレイヤーで参加しても、30%くらいの確率で死んでたな(笑)


参加者の中にはお子様連れでおいでになって、午前、午後と交代で参加してくれるご夫婦とかいて楽しかった。
お子様連れにも参加しやすく出来たのは、一番良かった点かもしれない。

○○○
閉会式は、少し長め。
なんでかと言うと良くあるセッション結果報告に加えて、協賛してくれたあちこちの企業(HJさんとか桜インターネットさん)とかから、色々と参加者向けのプレゼントを貰って来たから。


物で釣ると考えると少し微妙だけど、抽選で当たったルールブックやNWN2やDDOのソフトがきっかけで、D&Dを遊び続けてくれるかも知れないから悪い話ではないよね。
抽選のアイテムは全部でどれくらいあったかな。100点は越えてるんじゃなかろうか。やりすぎだな(笑)


○○○
総括としては、(他人事のように言うけど)たぶんやり過ぎ。 労力をかけ過ぎな気はする。
「GMと場所だけあれば、後は何でも良い」という人(私もその傾向があるが)にとっては、景品の抽選なんていいからもっと遊ばせろ(8時間半しかないからさ)という意見もあるかも知れない。
手間やお金がかかりすぎるから、年に一回程度しか出来ないしね。
(そういう意味では、場所だけ提供するコンベションってシンプルで優れている点はあるね)

逆に、祭典であると考えると、これでOKな気はする。
D&D好きだー!」という人達が「D&D好きだー!」という人達と遊び為のコンベションだな。

D&D遊んでみたいな」という人には向いてるけど、仲間内で公民館を借りるような感じでTRPGを遊べれば良い人には、付加価値が大きすぎて向いてないかも知れない。

まぁ、そこは適材適所という事か。 
何にせよ(知り合いが運営してるので褒めにくいが)、良いコンベションだったと思います。